帰還せよ 北東の国原付の旅⑤ 岩木山・八甲田山

フェリーで本州に渡る

2020.9.10

朝起きて宿のネカフェを出る。コインランドリーで臭い臭い服の洗濯をしている間に郵便局に向かう。私には実家にその土地土地のポストカードを送る趣味がある。そのための切手を調達しに…..ではなく昨日の交通違反金を納入するためだ。
窓口のお姉さんに笑顔で「お疲れ様です!」と声をかけてくれた。煽られてたのか??

フェリー乗り場に到着した。雨がジャンジャン降っていた。昨日無理して函館まで進んだのは正解だったようだ。受付を済ませる。

慣れない手つきの若いお姉さんに学生証を見せ割引を勝ち取った。学生であることに大いに感謝する。雨降る中の乗船待機だ。バイクは私を含め2台。舞鶴にはあんなにいたのに、少し寂しい。

フェリーでは寝ていた。ふと目が覚めると海の真ん中、青空が広がり始めていた。良い兆候だ。

青森港に着いた。初めての土地である。まだ実感がわかないけれど。

北海道でびりびりに破れてその機能を全く失ってしまったレインパンツを調達しにモンベルに入った。ついでに750mlの予備燃料タンクを購入する。北海道から脱した今役に立つか分からないが、念のためだ。

今日は岩木山のふもとまで向かおう。行動7号を南下しているとその姿を現した。独立峰と言うのはなぜこうも美しいのか。夕日に照らされる岩木山に一直線に走る。

弘前を過ぎリンゴ畑に入った。収穫を待たずに落ちてしまったリンゴがたくさん転がっている。農家の方がいれば落ちているモノを安く、あわよくばただで譲ってもらおうかと浅はかなことを考えていたが、そんな人間にそんなチャンスがあるわけもなく。

今日の宿はこのあたりでよかろう。道沿いの休憩所になっている東屋にマットを広げた。眼下に弘前の夜景が良く見える。

岩木山

2020.9.11 晴れ。4時に起きだし登山口に向かう。スキー場の麓からスタートだ。

「お山参詣のライト誘導は今年はしません」と立て看板があった。例年は山頂の神社からの日の出を目指して多くの人が入るようだ。

焼止避難小屋までは緩やかな尾根筋を上がっていく。うっそうと茂った森で少し不安になる。昨日までの雨で少しぬかるんでいた。

焼止避難小屋から先は沢筋に移る。大きな岩が転がっていてなかなか痺れる道である。水も大量に湧いていて、エキノコックスの呪縛から解かれた本州の自然をごくごく飲んだ。沢を詰め終わると山頂はもうすぐだ。

直下にまた避難小屋があり、高校生の大量遭難の慰霊碑と鐘があった。近くには自分の首を抱えた首無し地蔵が10体ほど。あまりの異様さに写真を撮るのがはばかられたため一生懸命手を合わせておいた。

急なガレ場を上がると山頂だ。7時50分に着いた。まだ晴れている。岩木山神社本宮に挨拶を済ませる。鳥居は麓にある岩木山神社の方向を向いている。と言うよりむしろ下の神社が山頂の法を向いていると言った方が正しいかもしれない。

山頂の社
麓の社。岩木山山頂に向かって参道がのびる。

遠くに八甲田山が見えている。なんていい天気なんだ。

こっちは日本海

今日行ってしまおうか。今日行ってしまおう!

滑る岩に再維新の注意を払って駆け下りカブにまたがった。今日八甲田もやってしまうんや。

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