【琵琶湖】カヤックで縦断した話

カヤック

2日目 4/28

6時起床

明け方むちゃくちゃ寒かった。

朝日 もう釣りのおっさんがいる

気温が上がる前の朝方が一番波が穏やかなので急いで前日のカレーをかきこみ7時に出発する。

前日が嘘のように穏やかな湖面に漕ぎ出す瞬間がたまらない。

波も風もなくすいすい進む。昨日はぼやけて見えなかった琵琶湖大橋が近づいてくる。

動力付きのボートで釣りに出ている人がかなり多く、彼らの邪魔にならないように進んでいく。釣り竿持っていけばよかったなあ。

琵琶湖大橋をくぐって休憩。よさげな浜に舟を乗り付ける。砂浜にざざーーんと乗り上げる瞬間も好き。折りたたみカヤックでも生地は丈夫なので乗り上げるくらいなら壊れる心配はない

木陰もあってここにテントを張ってくつろぎたい気分だがまだ全体の5分の1も進んでないので先を急ぐ。

湖岸が大きく湾曲しているので最短距離を進むために沖に出る。こわい。

楽しそう

けれども左手に蓬莱山がドーーン!と見える。

少しわかりにくいか

水上からの山というのはなかなか良い。非常に満足。

相方の行動食はピーナッツバター。瓶から指ですくってそのまま舐めるスタイル。彼の漕ぐ手が止まったら99%ピーナッツバターを食べているし、共有ペットボトルの飲み口はピーナッツバターの味がする。

そういえば、琵琶湖大橋の北側から水がきれいになった。3mくらいだったら湖の底が見える。

近江舞子に到着。ここでテントを張ろうとしたが泊まりキャンプは禁止らしい。みんなバカでかいデイキャンプ用のテントを張ってバーベキューをしている。

うらやましくない。ぜんっぜんうらやましくなんかない。いまここで一番目立っているのは僕らなんだから。

綺麗だろ

綺麗な砂浜で昼ごはん。袋ラーメン2袋を食べる。具に玉ねぎを入れるかどうか相方にきいた

「めんどくさいしそのまま食べるわ」

….。

「からっ」   当たり前や

ここには泊まれないので移動。少し先にキャンプ場があった。

乗り付けるとみんなの注目の的。ふふーん すごいだろう。

テントを張って砂浜にマットを出してくつろぐ。『謎の独立国家ソマリランド』(高野秀行 2017)を読む。うん。探検してる感が増すぞ。 

晩御飯は爆発カルボナーラ。具材を入れまくって適当に作った割においしかった。

シチューでもよかったが「シチューは牛乳で作らなやん」らしいので却下に。

玉ねぎ丸ごとかじるやつがなぜそこにこだわる。

ヘッドライトが一つしかないので(なんでだろう、相方くん)日が暮れたらなんも見えない。寝るのみ。

この日は33kmほど進んだ。

3日目 4/29

5時起床

起きろ相方、飯を食え。ツイッターをいじるな、出発の準備をしろ。
一日動くんだから食事、特に朝食は大事。体温も上げて活動のエネルギーを作り出すんだ。ツイッターを閉じろ。

6時出発。早起きキャンパーにさよならして北に向かう。

朝日

西の沿岸はキャンプ場がホントに多い。子どもたちに大きな声であいさつをしたら返してくれるので元気が出る。

「どこいくのーー!!」

「上のほうーーー!!」

北と言ってもわかりにくい、と気を使ったつもりだったんだけれども、「上のほう」ってどう考えても地図の概念に縛られた大人のセリフなのだ。反省

琵琶湖の一大観光地、白髭神社を通過する。

湖に浮かんだ鳥居が有名だ。潮の満ち引きがないため、広島の厳島神社と違って陸から鳥居へはいけないのでカヤックに乗ったものだけがくぐれる。アツい。

あの時はもう僕らが神様だった。

山と違って目的地が常に見えているのがまあまあしんどい。霞んで見える20km先の岸が僕らのメンタルを削っていく。

しかもカヤックはずっとまっすぐ進んでくれるわけではない。くねくねくねくね方向調整を繰り返しながら結果的にまっすぐ進んでいるように見えるだけだ。半ギレで漕ぐしかない。

こんなときは歌うのみ。誰にも聞かれないので大声で熱唱できる。へたくそだっていいんだ。

相方プレイリストがなかなか良い。山でも楽しみだ。

大きな川の三角州で休憩。

翌日が雨の予報だったので停滞することにしていた。
しかし、雨のテントで一日過ごすのはイヤだという意見で満場一致したため、この日のうちに終わらしてしまうことにした。ナイス判断。

直線距離で行けば、遠いがいけない距離ではなかった。幸いこの日も、波風がなく湖が穏やかだったので決行することに。

日程が大きく縮まったので余分な飲み水を琵琶湖に流し、カヤックにできたスペースにフロートをセットした。これで楽に漕げるようになるだろう。

再び出発。

今日終わると考えるとテンションが上がってくる。ご飯も食べて元気満タン。
大胆に沖に出たけれども全く荒れていない。運が良い。

全方向の岸が霞んで見える。怖すぎる。ここで沈んだらどうしよう。怖すぎておしっこちびりそう。

これは比喩ではなかった。本当にトイレに行きたい。岸が遠すぎる。ぜんぜん我慢できそうにない。立ってしたらバランス崩れで転覆しそう。
しぶしぶペットボトル簡易トイレットを召喚した。さっき水捨てといてよかった。

相方に水質汚染だと強く抗議されたがそれは違う。僕の尿が琵琶湖を汚染してるんじゃなくて、琵琶湖が僕の尿を汚染しているのだ。

なんとか岸が近づいてきた。そろそろおわるのか
このあたりの水は何の抵抗もなく飲めるくらい綺麗。
もしかしたら何か入ってるかもだけどそこは無知がカバーしてくれる。

最後の湾に入る。湾の方が風が吹き込みやすいらしく波が出てくる。こんなところで沈したら笑い話にもならん。必死に漕ぐが、この時点で30km以上漕いでいるので体力が残っていない。やっぱり半ギレになる。僕、非常に気が短い。

やっとゴールの岸が見えてくる。

暴風に押されるように浜に乗り上げた

ゴーーーール!!!

ホントに縦断できちゃった。

これは嬉しい。

オツカレさん。

この日は35kmの長丁場。

寒さでがたがた震えながらカヤックをたたみ、帰路につく

JR近江塩津駅から電車に乗って帰ってきた。

これで一年生が入ったのかどうかはしらない。
僕が楽しかったのだからそれで十分だ。

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