登山のテンショングラフ 登山口は憂鬱

陸上の100m走のように一瞬では終わらない登山。そんな気長なアクティビティにおいて必ずしも気分は一定のままでは終わらない。

ここに圧倒的主観登山テンショングラフを晒し上げて世の山ノボラーの共感と反感を受け取りたいと思う。

山のことは全部ひっくるめて大好きだけれどもその中で比べてみるとこうなる、という相対的な数字で表す。

まずは主観の「僕」はどんな条件を持った人間なのか

・20代男  ・登山歴4年目  ・パーティ登山が多い
・アルプスと百名山に行きがち  ・交通機関は車
・稜線と遠景が好き  ・縦走はテント泊派 

これが登山の時にどんな気分の変化をしているのか、4種類にわけてみた。

日帰り登山

これはもちろん低山か否かやその山行に対する気合の入り方等々に左右されるが平均すると大体こんなもんだろう。

まずかなりの確率で行きしの車の中はテンションが高い。相対で100だ。授業から解放されてこれから始まる山行に期待いっぱいだからだ。めちゃくちゃ歌を歌う。
歌は歌えないが公共交通機関で向かう時も大体一緒だ。

登山口着。これは人によって大きく分かれるだろう。
僕の場合はテンションが下がる。10だ。遠い遠い山頂を想いながら(またかあ、また来てしまった、、)と心の中でつぶやく。人気の山だと登山口にあふれかえる登山者を見て萎えてしまうのもあるが。

樹林帯を登る。20。これは、最終的に森林限界を超える登山の場合に特に低くなる。確かに緑は好きなのだが、景色の見えない坂が続くと心もやられる。

沿いを歩く登山道なんかは大好きだ。70。ふつうにテンションが上がる。夏は水浴びできて涼しいし。

展望台がある山なんかも多いよね。70。景色が良い。単純だけど大切。こんなとこまで登ってきたんや!っていう”ヤッてる感”も得られるのでポイントは高い。

満を持しての山頂。これは文句なしだろう。100。派手だろうと地味だろうと山頂碑が見えたときはうれしいものだ

下山。驚異の-20。登山の行為の中で一番嫌い!相対的にだけれども。標高とテンションは比例するという研究もある(かもしれない)。山頂の良さの代わりに脳内を占拠しだすのは、課題のこと授業のこと。山のおかげで忘れてたことを思い出してしまう時間だ。

下山後。温泉。何がどうあろうと下山後の風呂に素晴らしくないものはない。100
下山時に抱えていたことは汗と一緒にすっかり洗い流してしまう。

帰りの車。これは、「いやあ、今回の山もよかったなあ」という満足した感情と「もう終わっちゃった、また来たいなあ」という寂寥の感情が入り混じっている。50。あれだけテンションが下がるポイントを挙げておきながら、結局どんな山行も「よかったわ」で終わるんだから、人間の脳みそというものは本当にバカだ。

以上。日帰り(晴れ)でした。

日帰り登山 雨の日

小生、雨登山大嫌いですので、全体的にポイントが低いのであります。
後輩も雨登山のあとは、よく「まじクソじゃん!山なんか二度と登んねえ!!」といっている。次の登山はそんなこと忘れて楽しんでいるのだが。

行きの車もほんとは中止でいいんじゃないかという思いがあるが車のキャンセル料は払いたくないし万が一晴れるかもしれない、という望みを持ってしまう。授業からの解放と晴れへの期待感で40

登山口樹林帯0。ほんとにもう。全然登る気分にならない。全身濡れていることとぐちゃぐちゃの登山道に毒を吐く。
苔は綺麗やけど。

はやっぱり好き。水だから雨との相性もいい。50。増水には気を付けよう。

展望台。何も見えないことが多い。特に期待もしてないので安定の0。たまに雲が取れてテンションが上がるときもあるが非常に稀。

稜線。真っ白なことが多い。でも雲のたまり具合によってはとてつもなく幻想的になる。ので20

山頂も同じ。

下山。常に下山は嫌いだが、下ればあったかい風呂が待っている!という期待があるので山頂と同じポイントになってしまう。20

風呂。文句なし!!ここでこの山行のすべてのマイナスの感情を相殺する。100

帰りの車。{(雨最悪やったわ)+(晴れたらもっと楽しいんだろうな)+(まあなんやかんや良かったわ)}÷3=50

縦走登山

縦走というものはやはり日帰り登山とは気合の入れ方も準備もしっかりしているので心の持ちようも変わってくる。

行き。ウキウキの絶頂。心の中で妄想登山がすでに始まっている。楽しみと不安の混じった高揚感がたまらん。100

登山口。全体に比べると低いのは荷物の重さのせい。20。がっつり野菜なんかを持っていくときはもうここに捨てていこうかと思う時もある。

樹林帯・沢。これはなぜかはまだ分からないが、日帰りと違い、標高が上がればその分素直に気分も上がる。なぜですか。30.60

稜線。このために登っている人も少なくないはず。叫びたくなる。んぎもぢいいいいいい!!はい。
100

テント場。安堵の時。早めについてくつろぐ時間がたまらん好き。恥ずかしながら小屋泊をしたことがないのだが、どんな感じなんだ。80

2日目以降は安定している。80。2泊以上の縦走だとそんなに気分の上げ下げはなく、常時機嫌が良い。いいことだ。やはり、非日常に長い期間入り込むというのは体にも心にも良いことなのだ。

下山。ぜんっぜん下りたくない。テンション下がる。風呂とウマ飯への期待で20

風呂。言うまでもない。100

帰り。帰りたくない。全然帰りたくない。20

縦走 雨の日

ザンザン降りになりそうだったら素直に諦められるのに、曇りかもしれない、少し日が差すかもしれない。という淡い期待を抱いて山に向かってしまうのが人間の愚かさだ。

行き・登山口。かなり沈んでいる。雨のテントを想像して更に萎える。20.10

樹林帯・沢・稜線。進めば覚悟が決まるし、やっぱり自然の中は楽しいので少しずつ気分は上がる。10.30.30

テント場。やっと寒さと風をしのげる安心感。テント様。濡れたテントと服は不快だがご飯を食べれば元気は出る。50

2日目以降・下山。耐え忍ぶ山行に終わりが見えると珍しくテンションが上がる。下山で気分が上がるのはこの状況だけだろう。30.40

風呂。冷えた体を生き返らせる魔法の泉。湯に浸かると大体変な声が出る。100

帰り。基本バカなので、風呂に入った時点でつらかったことを忘れている。次どこ行こうかなあとか言いながら懲りずに晴れを前提に登山計画を立てていたりする。50

まとめ

僕は山が好きなんじゃなくて温泉が好きなだけではないのか。

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