スペインを歩く4  サンティアゴ巡礼  終わらない荒野

旅行

11日目から14日目まで   名もなき村まで。レオンが遠い

はじめから読んでくれたら嬉しい スペインを歩く1

●11日目  2018.3.4

巡礼始めて初めての休養日。曇り。

とにかく時間のないエリン姉さんを見送った。涙の別れ。

朝8時にジャージとクロックスでアルベルゲを追い出される。とてつもなく寒い。

アルベルゲの向かい側のバルで朝ごはんを食べて観光開始。

エルシド像
スペインの勉強をしていると必ず習う
英雄

旧市街のどこからでも大聖堂が見えるようになっている。9時に大聖堂が開いて入った。学生は申告だけで割引してくれる。

パンプローナの大聖堂よりも3倍くらい規模が大きい。本当に大きい。
ゴシックとかなんとか建築とか世界史の知識は全部消えとるけど何時間でも見てられる。

お昼頃になって、昨日置いてきた友達たちがどんどん到着し始めた。
新しい友達も入れてお疲れ様の一杯目。アルベルゲに入って寝床の準備ができたらまたバルに出て数杯。アルベルゲに戻ったらまた別の人たちがワインを開けていて酒盛り。

酒イキりをする大学生のような写真

次の日に響きそう。歩かんとあかんのにやな

距離 0㎞   時間 0:00

●12日目  2018.3.5

今日も曇り。そして風。

多くのドイツ勢がブルゴスで一旦巡礼を中断して国に帰っていった。少し寂しくなる。

案の定がっつり二日酔い。吐き気で朝ごはんを食べられなかったのは結構な失態。

栄養をちゃんと摂らんと歩けん。3人組に加えてもらって歩き始め。

そのうち1人にいい言葉教えてもらった。

tramily

トレイミリー、trailとfamilyを組み合わせた造語なんやと。旅をする中で家族みたいに仲良くなった仲間のことを呼ぶんやって。トレイミリー、いっぱいできたはずやで。

市街地を抜ければまた見慣れた田舎道になる。道は相変わらずの広大な土地の真ん中を貫いている。

風が強くて体を丸めながら歩く。
たまに雨が降るけどまだ小雨。

そういえばみんな1ヶ月歩くとは思えんくらい荷物が小さい。90リットルザックの自分が恥ずかしくなる。
出発して15km地点で休憩

歩き始めよう。
目瞑って他の人が口で道教えて歩くっていう小学校の下校時のような懐かしい遊びをしながら歩いていたら本来泊まるはずだったオンタナスに何だかんだ到着。

も、、バルは開いてない、店はない。上に、唯一開いているアルベルゲが宿泊9€夜ご飯6€朝ごはん3€のリッチ仕様。
普段5€のアルベルゲにしか泊まってない我々にはちょっと高すぎたため再出発。

しかし、このアルベルゲの旅日記に数日前に日本人が泊まっていた形跡を発見。もしかしたら追いつけるかも。ワクワク。

また4人で歩き始める。この辺りまでの田舎(車道も集落もない高原)になると、立ち止まると音がまっったくしなくなる。

普段日本では経験できない自然の無音空間に時々溶け込みながら歩き続ける。

カストロヘリス。丘の上にお城が建っていてその下に町が広がっている。たまたまみんなの予定が合ったのか、この日はアルベルゲに15人も泊まっていた。

可愛い黒猫3匹とヒゲもじゃのアルベルゲの主人。夕日を見ながらスーパーで買ったインスタントのミートボールで食事を済ませた。

そして日本人の発見。北海道から来た女性で足を怪我して数日ここに泊まっているらしい、他の日本人の情報もいただいた。楽しみな。ベッドの落書きを見ながら就寝、今日もお疲れ様

起きて歩け

距離 40km    時間 9:00

●13日  2018.3.6

この日も曇りと風と時々小雨。

昨日のアルベルゲで出会ったコリアンパーティに誘われて途中まで一緒にやったけどバラバラなってしまった。

本当に風が強くて風車が乱立している。利用できるものはしとこうか、的な。
余談だがスペインの発電は再生可能エネルギーからの電力が56%(風力は22%)を占める(2016年)。まだまだ問題はあるが、実は隠れた再エネ発電先進国なのである。

コンタクト使用者としてはサングラスが役に立って仕方がなかった。風で目が乾くのも防ぐことができるし雨も入ってこない。だからストレスもたまらない。

荒野みたいな道をひたすら歩く。この辺りは極端に緑が少なかった。畑の季節は緑でおおわれるんだろうか。

登っては下って登ってはくだって、18%の激坂をくだる場面も。重いザックを背負ってると登りよりも下りの方が足に負担がかかってしんどい。半分駆け足で降りた方がいい。

途中の町で休憩。バルもお店も開いてなくて、家畜の匂いがするところに座って水分補給と1€シリーズのクッキー。

1€シリーズとは僕が勝手に名付けたものでスーパーにいくとお菓子やちょっとした食べ物が1€均一で売っているもの。それこそクッキーからナッツ、白カビサラミまで様々。その中でのお気に入りが50枚入りくらいのクッキーで安い割に量が多くてまあまあ美味しい。おすすめ。3€くらい出せば激ウマミックスナッツが手に入るがそこはケチなのでたまにしか手を出さない。

また話が逸れた。先に進もう。町を過ぎたら運河沿いの道をずーーーっと歩く。結構細い運河やけど歴史的な雰囲気がある。だが看板が理解できない。スペイン語、頑張ります。

水面スレスレを大きい鳥が二羽すーーっと飛んでいとをかし。

進んで行くと前日宿が同じやったちょっとおっきめの韓国のにいちゃんが。歩くのがゆっくりやけど友達も同じところに泊まりたいからって朝5時半に出発したらしい。ペースは人それぞれ。改めて。

フロミスタに到着。スーパーもあって中くらいのちょうどいい大きさの町。ここで食料買っとくべきやったね。もう少し行こうか、あと3km。

到着。近くのホテルでアルベルゲのチェックインをする。遊具のある庭付きのアルベルゲで見た目の雰囲気は良い。

中は、、、激さむ。ストーブがあったけどほとんど意味をなさない。本当に寒い。お店が18時からしか開かないので待機。寒い

フェルナンドじいちゃんはお金に余裕があるみたいでホテルで夕食。Wi-Fi使いにホテルに行ったらデザート分けてくれた。優しい。ホテルはあったかい。

お店が開いた。町のじいちゃん達がカードゲームしよってめんどくさそうに接客される。芽が生えたジャガイモも少しシワシワになったオレンジも慣れたし普通に美味しい。

俺ら節約組はキッチンで料理。電熱のコンロで2つに電源を入れたらブレーカーが落ちるなかなか癖のあるアルベルゲ。そして寒い。早く寝よう。

距離 28km  時間 8:30

●14日目  2018.3.7

今日はスタートもゴールも名前が長い町。久しぶりの晴れ。むちゃくちゃ気持ちいい。

まっすぐな幹線道路沿いを歩く。ウィンドウズのデスクトップ壁紙の草原シリーズが延々続く。シリーズ化が好きみたい。

小さな村の小さなお店で菓子パンみたいなのとオレンジ買った。ヨーロッパのパンが美味しいってほんと。さすが本場。

オススメはチョコクロワッサン。あれを少しレンジでチンしてコーヒーと一緒にいただいたら、もう。ほんともう。。

天気のいい日は気分も良くなる。周りに人もいない。歌いまくる。普段出せんくらいの大声で歌いまくる。多分1ヶ月で少しは歌うまくなったんちゃうかな。

休憩。初めて小学校?中学校?を見た。やっぱり子供はどの国も変わらんね。ちょうどお昼時でみんな校庭で遊びよった。

旧市街が少し大きい町。この町のスーパーのオレンジが1ヶ月の中で一番安かった大玉2つで70円くらい。とても嬉しい。4個買った。そういえばこの日カフェ寄ってないな、

残り13kmほど。 巡礼の中で2回だけ家に帰りたいと思ったけれどこのカリオンからカルサディージャまでがそのうちの一回。

ただただひたすらにまっすぐな道が13km続いたからだ。しかも15km歩いた後に。

日本では見られない非日常と言われれば響きが良さそうだがまっったく景色が変わらずゴールも見えないまま1人で歩くのはなかなかしんどかった。

何回もyamapで自分の位置を確認したけれどこういう時ほど全然進まない。日本の登山も然り。

楽しみで買ったオレンジも全部食べてしまってただ歩くだけ。本当に道の途中で野宿しようと思った。

歩いて歩いてカルサディージャに着いた。

小さな集落

公営アルベルゲ開いてない、、、、、絶望

もう次まで歩く元気はなかったから隣の私営アルベルゲで妥協。8€。

この町、お店は何も開いてなくてアルベルゲ下のカフェ頼り。晩御飯は11€。朝ごはんは5€。

高いって!!

シャワー浴びて、カフェで昼ごはん食べてだらだらだら。目の前が草原で気持ちがいい。

サンティアゴから引き返しよる韓国のお姉さんと話した。レオンとかサンティアゴの俺がこれから行く街の情報いろいろ教えてもらった。ほんとに助かる。

夜ご飯はその人とドイツの74のおじいちゃんと一緒に。

うーーーーん。。

高い多い美味しくない。

どうしよう。豆とお肉の煮たの、油っこいトンカツ的なん、ポテト、ご飯、パン、ワイン。思い出したくない、、、。

お腹いっぱいすぎて腹痛でねれんかったし、ベッドの寝心地も良いとは言えない。。 残念な一日やった。けど、全てがうまく行くわけやない、こんな日も大切。

距離 33km     時間 6:30

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