スペインを歩く3 サンティアゴ巡礼 いとしのエリン

旅行

7日~10日目  ブルゴスまで

はじめから読むといいよ スペインを歩く1

●7日目 2018.2.28

前日までの晴天から打って変わって大雪。

真っ青だった空がどんよりと曇って一面真っ白。

ログローニョの街の中で道に迷ってみんなでうろうろ。30分くらいロスしたみたい。

前日の疲れからなかなか足が進まなかった。途中リスがでて可愛かったよ。

見えるかな、中央木の下

幹線道路沿いはずっと直線でなかなかしんどい。途中俺たちをストーカーしてくる車がいて少し怖かったけど3人やからノープロブレム。失礼。ノーアイプロブレマ。

残り5kmぐらいでチームジャーマンが追いついてきた。エリン姉さんが勝手につけた名前なのででメンバーはスペイン、アメリカ、メキシコ、ドイツって多彩やけど。

ナヘラは巡礼の中では中くらいの大きさの街中心部から川を挟んで公営のアルベルゲがある。宿代は寄付。任意の金額を寄付箱に入れる。とても良い。
とはいえ暗黙の了解料金があるし、なにより泊まらせてもらうんだから払わないわけにはいかない。

この辺りから靴やレインウェアの汚れが全く気にならなくなった。明日までに乾けば上出来。

北海道に住んでいたいうメリケン兄やんに会った。モンベルの岳ティーもっとったし、日本語も上手。

夜はお酒の席に誘われて疲れがとれる「適切な」量のビールを貰った。みんなスペイン語の練習に付き合ってくれて本当に優しい。

距離 30km   時間 7:00

●8日目  2018.3.1

雪は止んだけど空は曇って時たま太陽が顔を出す程度。

朝霧が朝日とあいまって幻想的な景色を生んでいた。前日の雪がまだ残っていてぐしゃぐしゃの道を歩く。

ヨーロッパらしい広い畑が雪に覆われ、太陽で輝いているのが良い。

サント・ドミンゴで休憩。この日はチームジャーマンと一緒だったから彼らについてカフェでコーヒーを飲んだ。

このカフェがこれから先の習慣の始まりになった。

少しでも休憩を取るとそのあとまた元気に歩き始められる。効率の良い活動のためには適度な休息が必要であると身をもって感じた。

今更???

グラニョンは今回の巡礼でおそらく1番のアルベルゲ。

教会の屋根裏部屋に作られた小さなものでこの時期だから6人でゆったり使えたのだと思う。

童話に出てきそうなテーブルや椅子や暖炉。おばちゃんの愛想がとても良くて家族のように扱ってくれた。夜ご飯と朝ごはんを作ってくれてみんなで食卓を囲んで食べる食事は格別。

この日人生初めて食事前のお祈りをした。

ベッドではなくてマットレスを敷いて寝るタイプ。
お布団だ。。

頭の真上にある窓からの月明かりが眩しかったけど疲れからすぐ眠りについた。

距離 27km    時間 6:00

●9日目  2018.3.2

この日は晴れた。少し暑いぐらいでみんなも久しぶりの天気にテンションが高かった。

幹線道路の脇を6人で雪遊びしながら歩く歩く。日本のこととか聞いてくれて会話が弾む。(弘法大師を知っとった)

みんなの携帯で音楽をかけながら歌いながら。この日初めて70.80.90年代の洋楽を携帯に入れとってよかったと感じた。みんな好き。俺も好き。

今日も大型トラックの運ちゃんがクラクションで応援してくれる。手を振って応える。お互い長い旅。

そしてカスティージャイレオン州に入った。スペイン三つ目の自治州。

これはカスティージャイレオン州の巡礼マップ。

Vllafranca Montes de Ocaまで行く予定だったけ途中のカフェの店員さんによるとアルベルゲが開いてないんやと。緊急会議。

それはそうとここで飲んだ激辛チキンスープがものすごく美味しかった。小さいカップで出されたけど飲みきるのに時間がかかる。

本当に辛いけどその奥に鶏の旨味がぎゅっとつまって癖になる。

結局チームジャーマンはこの町にに残ることに。歩き足りないおれと時間のないエリン姉さんは次の町まで行くことに。

エリン姉さんと二人で歩き始め。 一回終わりかけてから歩き始めるのはなかなか苦痛でテンションが上がらない。

そんな時は音楽音楽。video killed the radio star で盛り上がった。いいセンス。

ビジャンビスティアは人口9人の本当に小さい町。それでも立派な教会が町を守るように町の入り口に構えていた。

公営のアルベルゲは町唯一のバルの二階。キッチンがなくて焦ったけどバルのおばちゃんが食材を渡したら料理してくれるらしい。いいのか悪いのか。

結局この日はアルベルゲ2人だけやった。宿(とバル)のおばちゃんの犬がとてつもなく人懐っこかった。

夜ご飯、エリンの食材渡したら豆のリゾットみたいなの作ってくれた。むちゃくちゃ美味しい、、、しかも久しぶりの巡礼者(みんな行程が似たり寄ったりなので泊まる場所に偏りが出る。ここはみんなスルーしていくみたい)が嬉しかったのか鶏肉グリルまで出してくれていろんなこと話してくれた。

すまんけど喋るの早すぎて何もわからん、、
昔韓国人の巡礼者とワンナイトラブなったってのは聞き取れた。
お礼に折り紙の鶴あげたら前に来た日本人もあげとったみたいで並べて置いて貰った。

毛布1人贅沢3枚使いでおやすみなさい

距離 22km 時間5:50

●10日目  2018.3.3

曇りで風が強い。

宿のおばちゃんにありがとうの置き手紙を残してから出発。幹線道路沿いから山の中に入る。

地面はドロドロ、自然とペースが落ちる。

途中地元の子供達が作ってくれたのであろう休憩所がいくつかあった。夏だと賑やかなのかもしれないがこの時期の曇りの日に2人だけで通るのは少し不気味さがある。

この日は右の太ももがずっとつったような状態、木の棒を支えに半分足を引きずりながら歩いた。

休憩。巡礼路上の町といっても田舎すぎる町だと人々は都会に比べて明らかに閉鎖的になる。メンタルが強くなる。

ずーっと森の中やったのが少し開ける。

標高が800mくらいの高原なので雲が低い。風が強いので雲の流れが速い速い。5分くらいにわか雨が降ったかと思うと風下の方にその雨雲の虹ができてだんだん遠くに離れて行くのが見える。とても面白かった。

アタプエルカに着いて少し休憩。最古の人類の石器が見つかった町らしい。

ここで泊まるべきやったのかもしれない。けど、次の町のアルベルゲが開いてることを信じてまた歩き始める。

すこーし丘を登って頂上に着いたら遠くの方にブルゴスの街が見えた。流石に今日はあそこまでは行かんよな、などとフラグを立てながら。。

ヨーロッパは山の上にでっかい十字架立てるの好きみたい。日本の山の山頂に神社作ったり祠建てるのと同じやね。

下って下ってカルダニュエラに到着。やっと終わった、シャワーに着いた。
と思ったのに、、、アルベルゲ開いてません

あと2週間後に開くんやと。

「もう1km行った先のアルベルゲは開いてるよ」というおっちゃんを信じてあと1kmだけ歩く、、オルバネハ着。

はい、閉まってます

足も限界。メンタルぼろぼろ。

「次はブルゴスやねぇ」という言葉に絶望しながらまた歩き始め、あと12km

ブルゴスはこれまでで一番大きな街だから空港があってその脇を通って行く。大きな街に着くのは嬉しいことやけど大都市の近くはインフラが整備されとって歩きの巡礼者にとってはアスファルトの道路はしんどくて仕方がない。それに加えて大量の車と工場が立ち並んで空気も濁っていく。

我らが日本のブリヂストンブルゴス工場も発見。ゴムの匂いが鼻をつく。

2人とも疲れとイライラが溜まってきたが、まだまっすぐのアスファルトが7kmほど続くよう。ほとんどの町でアルベルゲは教会の近くにあるから町の旧市街の中心部まで向かわなくてはいけない。

故にアスファルトの道を歩く距離が必然的に長くなってしまう。

しんどい。。

Japanese soul songとしてトトロの「さんぽ」をエリン姉さんに教えながら気を紛らわして歩く。上手。

アルベルゲに着いたらすぐご飯を作って寝られるように先にスーパーに寄ってようやくアルベルゲに着いた。大聖堂のすぐ裏にある大きな昔からある公営のアルベルゲで中は改装してあってとても綺麗。

ただ、、、、キッチンがなかった。パスタ買ったのにやな、、最後の力を振り絞って電子レンジでパスタを作った。うまかった。エリン姉さんとの最後の食事です。

ここで残り3週間弱、最後まで一緒の友達がいっぱいできる。

やっぱアジア人なんだろうね、ヨーロッパ系の人たちよりも韓国の人たちと仲良くなりやすいみたい。顔は見せんと載せとく。坊主頭にして巡礼のシンボルの一つである矢印の模様入れとる奴とか。面白い。

距離 43km     時間 10:20

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